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山元式頭針療法(YNSA)

当病院で行っている鍼治療の紹介です。
著書の山元先生は、YNSAを開発され、ヨーロッパでは特に高い評価を得ています(正規の大学のプログラムに組み込まれているところもあります)。その技はまさに神業!でありながら、臨床から得られた経験を元に、正確ですばらしい治療効果が得られます。運動器疾患や神経疾患には非常に即効性があります。当院では山元先生の理論を元に動物にもこのYNSAを展開・研究しております。
愛鍼会山元病院院長
山元敏勝
愛鍼会山元病院常務理事
山元ヘレン


  1. 中国式頭針療法と山元式新頭針療法(YNSA)の比較
  2. 山元式新頭針療法(YNSA)序説
  3. YNSA基本点,感覚点,脳点
    3.1. YNSA基本点
    3.2. YNSA基本点と適応
    3.3. YNSA感覚点/適応
    3.4. YNSA脳点/適応
    3.5. YNSA基本点,感覚点,脳点のサマリー
    3.6. 診療方法
    基本点,感覚点,脳点の見つけ方/両側性/刺針方法/
    針の種類/治療の回数と期間/
    電気刺激/レーザー療法,光線療法/注射
  4. YNSAイプシロン点(Y点)
    4.1. 12のイプシロン点(Y点)
    4.2. YNSA腹部診断(腹診)
    4.3. YNSA首部診断(首診)
  5. 症例にみるYNSAの治療効果
  6. 統計と実験
    6.1. 統 計
    6.2. 実 験

付録/下肢運動麻痺患者に対する新頭針療法の評価(日本良導楽自立神経学会雑誌より)

 山元式新頭針療法(YNSA)は,1973年に発表されたもので,従来から中国で行われてきた頭針療法と区別するために「新」頭針療法と命名された。
 YNSAでは,人体の特定部位が,前頭部の髪際に沿った特定の点に投射され,これらの点はあたかも人の形(somatotope)のように存在していることが確認された。すべての点は,前頭部と後頭部に鏡像のように左右対称に存在し,これは「陰」と「陽」とに大別される。
 YNSA点は,次の4つに分類される。
  (1)基本点(主として運動器に有効)
  (2)感覚点(感覚器に有効)
  (3)脳 点(脳に有効)
  (4)Y 点(内臓に有効)
 Y点(イプシロン点)は両側頭部にある12の点で,これらは全身に存在する経絡が集約されたものである。Y点への置針は,YNSA腹診とYNSA首診を組み合わせて障害部位を確認したうえで施行する。

YNSAの適応:(1)機能障害,(2)外傷,術後等の疼痛,(3)運動神経障害,(4)片麻痺,(5)対麻痺,(6)内臓の機能的・器質的障害
YNSAの効果:正しい「点」に置針すれば,特に急性期の症状の場合,治療直後に効果が現れる。
YNSAの禁忌:YNSAに禁忌はない。

 YNSA点は,おおよその位置を示しているにすぎない。そのため,個々の患者によって若干異なる場合がある。
 YNSA点は,レーザー照射または経皮的電気刺激にも利用できる。慢性疾患では,電気刺激を加えることによって治療効果を増強することができる。
 YNSAは,他の治療法とも併用できる。
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