愛鍼会山元病院院長
山元敏勝
著
愛鍼会山元病院常務理事
山元ヘレン
著
山元式頭針療法(YNSA)
当病院で行っている鍼治療の紹介です。著書の山元先生は、YNSAを開発され、ヨーロッパでは特に高い評価を得ています(正規の大学のプログラムに組み込まれているところもあります)。その技はまさに神業!でありながら、臨床から得られた経験を元に、正確ですばらしい治療効果が得られます。運動器疾患や神経疾患には非常に即効性があります。当院では山元先生の理論を元に動物にもこのYNSAを展開・研究しております。
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山元式新頭針療法(YNSA)は,1973年に発表されたもので,従来から中国で行われてきた頭針療法と区別するために「新」頭針療法と命名された。
YNSAでは,人体の特定部位が,前頭部の髪際に沿った特定の点に投射され,これらの点はあたかも人の形(somatotope)のように存在していることが確認された。すべての点は,前頭部と後頭部に鏡像のように左右対称に存在し,これは「陰」と「陽」とに大別される。 YNSA点は,次の4つに分類される。 (1)基本点(主として運動器に有効) (2)感覚点(感覚器に有効) (3)脳 点(脳に有効) (4)Y 点(内臓に有効) Y点(イプシロン点)は両側頭部にある12の点で,これらは全身に存在する経絡が集約されたものである。Y点への置針は,YNSA腹診とYNSA首診を組み合わせて障害部位を確認したうえで施行する。 YNSAの適応:(1)機能障害,(2)外傷,術後等の疼痛,(3)運動神経障害,(4)片麻痺,(5)対麻痺,(6)内臓の機能的・器質的障害 YNSAの効果:正しい「点」に置針すれば,特に急性期の症状の場合,治療直後に効果が現れる。 YNSAの禁忌:YNSAに禁忌はない。 YNSA点は,おおよその位置を示しているにすぎない。そのため,個々の患者によって若干異なる場合がある。 YNSA点は,レーザー照射または経皮的電気刺激にも利用できる。慢性疾患では,電気刺激を加えることによって治療効果を増強することができる。 YNSAは,他の治療法とも併用できる。 |
